HMI(ホテルマネージメントインターナショナル)社は適切な防火・防犯体制を。無法地帯ではだめだよ。

解雇問題もいまだ未解決

HMI(ホテルマネージメントインターナショナル)社による解雇問題についてはすでに解決済みだと思われているが、必ずしもそうではない。解決(和解)に至ったのは「ホテル大のや」「ホテル北陸古賀乃井」(いずれも石川県加賀市)の従業員の一部(20名・別労組によって解決済み)である。石川県合同ユニオンは現在も係争中なのである。解雇問題だけでなく、支払期日に支払うべき賃金についても、すでに3年も経過しているのに、今だに「支払い猶予を希望する」などとふざけた回答をして支払おうとしない。ここまで悪質な企業もないだろう。

本社前とホテル銀座クレストン前で行われた抗議活動

さて、さて、昨年12月に街宣活動をHMI社本社前およびホテル銀座クレストン前で行われた。実施したのは仲間であり上部団体でもある「全国協」の皆さんである。ありがとう。そのときに以下のように訴えた。解雇の問題については報道各社によって何度も報道されており、ここでは論じない。今回は防火・防犯体制のずさんさである。

HMI社は適切な防火・防災体制を

「ホテル大のや」では、夜間の防火体制不備があったのではないかと追及しています。夜間の防火体制は「宿直者と警備員」とありますが、実際には警備員1人だけの防火体制が長期間放置されてきました。警報も誤作動が多く、指摘しても修理されないまま放置されていました。

HMI社は、「宿直者が防火体制に入る」と説明しますが、宿直者とは料理人のことで適切な訓練もなく、料理人による夜間巡回などまったく実態がありません。

HMIホテルグループでの防火・防災体制は極めて重大な問題です。労働組合としてしっかり取り上げていきたいと考えています。全国のHMIホテルグループで働く皆さん、情報提供をお願いいたします。

この防火・防犯体制不備については、団体交渉で本社にいくつもの問題点を以前から指摘しているが、聞く耳持たず。まったく改善しようという姿勢がみられない。参考のために、11月22日に行われた第四回団交の申し入れ書から引用する。

防火体制の不備の有無について

これは以前も取り上げた議題であるにもかかわらず、いまだに回答がなされていません。

HMI社はHPで「訪れる全てのお客様の安全と安心を守るため、「防火・防災」に積極的に取り組んでいる」とされています。すばらしいですね。お客様安全第一の姿勢。つづけて「消防法、建築基準法に基づく法令点検や自主点検も定期的に行なっており、又、お客さまが安心してご滞在いただくために消防訓練や防災訓練を定期的に実施しております。緊急時、避難が必要な場合はホテルスタッフが安全かつ迅速にお客様を避難場所へ誘導いたします」。

顧客の安全第一主義は、そこに務める従業員の労働環境としても重要です。幣組合としても無関心ではいられない。HPどおりが事実なら賞賛されることはあれ批判されることなどひとつもありません。

しかし、書かれていることがそのまま事実かどうかはまた別問題です。事実でなかったり、事実と真向から違うなら、労働環境の改善を求める権利が幣組合にもあるはずです。従業員にとっても「自分の生命・安全」を脅かすからです。そういう事実がもしあるなら、そのことを経営側に伝え、善処を要求することも労組の務めです。 それが、ひいてはHMI社の声価を高めることにもなりますよね。

反省なきHMIホテルにとって、消防訓練は消防署に対するただのデモンストレーションである

HMIホテル支配人(自衛消防隊長と火元責任者を兼任)のこういう発言は、客の安全を第一に考えるホテル業にとって致命的である。ご紹介しよう。年に2度実施している消防訓練について「あれは消防署に対するデモンストレーション」だというのだ。なぜなら、夜間の火災がいちばん怖いのにもかかわらず、そのときを想定した訓練になっていないからである。見せかけだけ。具体的に指摘すると、消防訓練のとき「だけ」夜警を2名参加させるが、実際の勤務では夜警2名が揃うことなどない。消防署を騙しているのである。それをうけての発言なのである。

火災報知器が誤作動をしても修理せず放置

また、火災警報器が誤作動し、火災がなくても月に何度も鳴る不具合はそのまま放置する。それに慣れ切っている夜警は、だから、警報がなっても火事だと思わない。せっかくの警報も「オオカミ少年」になってしまっている。あまりによく鳴るため、お客の安眠を妨害しないように客室の階(3階以上)に鳴らぬよう警報を停止しているしまつ。これじゃ、本当に火事になったらお客は焼け死ぬしかない、と団交の場で訴えた。が、これも本社には関心がないのだ。

先の支配人は、こういう現状を知っているから、これまで大ごとにいたらなかったのは運がよかっただけと言い放つ。それならなおのこと、運任せにするのではなく、体制を整備するべきである。が、彼らには反省というものがない。我々の指摘には、カエルのツラに小便なのである。

夜警の人件費を浮かすために、夜はドロボーがはいろうが我関せず

さらに、夜間は夜警が1人という体制であるため、その夜警が仮眠(4時間)をとると、夜間のフロントにはだれもいない。その結果、「フロントにだれか1人常時おるという体制をせんと。今のままやったらドロボーがはいろうが、なにされようが、全然、無法地帯」。防火体制もダメなら防犯体制もダメ。それがわかっていても、夜警をもう1人いれる人件費がおしくてこれも放置なのである(ハローワークに求人募集していると言い訳しているのだが、低賃金で社保なしなのだから、だれからも見向きもされない)。当労組はこの点での改善を求めたのだが、本社の取締役は知らん顔だ。

#本文の黒字表記は録音部分の一部であるが、これを本社に提出しても危機感なし。

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