闘いが終わったから解散だにならないために

ここしばらく更新しなかったら、1日のアクセス数200から20に激減してしまった。けっこう順調にいっていたのに、また出直しやね。

ところでうちの労組、企業別労組のような仕事場を共通にした従業員の労組ではありません。HMIホテルグループという大手ホテルの、解雇された人がメインの合同労組です。だから、労働条件の改善とかは目的にはなりにくい。事業所が閉鎖されているため、共通する働く場を失った者たちの、不当解雇されたことを理由に集結した労組です。まあ、要するに闘争委員会のようなもので、こういう労組は、会社の支配・管理の外にあるから、労組加入のハードルは低いのだが、問題が解決すると労組も解散あるいは自然消滅ということになりやすい。

「会社は、合同労組・ユニオンとこう闘え!」の著者である向井弁護士がこんなふうに書いています。

合同労組が企業内に支部や分会を結成している場合は、組合活動を継続的に行い、できれば組合員を増やしたいと考えています。一方、解雇された従業員がその解雇通達をきっかけに合同労組に加入する場合、組合員を増やそうとは考えません。実際に解雇問題が解決すれば、ほとんどの場合は合同労組の問題もなくなります。なぜなら組合員が社内にいなくなるからです。

この本でも>実際に解雇問題が解決すれば、ほとんどの場合は合同労組の問題もなくなります。と書いています。闘争委員会がその後労組として継続していくことの困難さが指摘されています。

うちの労組はHMIホテルグループの一事業所を「解雇された従業員」ばかりなので、その継続困難な、まさに後者にあたるわけです。仕事場を共通することをすでに失っている。要は個々の組合員はバラバラであり、労働条件の改善は視野の外になりがちです。解雇による解決金をもらったら所期の目的が達成されたとなってしまうため、労組も解散する、ということになりがちです。

そのことを何とか阻止したくて、私はブログを開設しました。この労組は、既存の労組に加入したのではなく、私が自前でつくった労組です。労組仲間も比較的結びつきが強い。

できるなら、石川県はおろか、北陸全体を活動の場とする、だれでもそして1人でも加入できる、闘うユニオンをめざしております。そのためには、うちの労組を社会的に認知させないといけないでしょう。そのためには、やはり1日1000程度のアクセス数が必要です。SEO歴は長いので、これくらいの数字ならなんとかしたいとおもいます。

どうしてそういう気持ちになったのか。あるいはその気持ちがまだ続いているのか。たぶん、こういうことだとおもいます。

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